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【忠告】
NHK連続テレビ小説『風、薫る』の先の展開のネタバレは基本的に書いてありません。
ですが、ダブル主人公「一ノ瀬りんと大家直美」のモチーフである「大関和と鈴木雅」の[史実]について触れます。
あとから「読むんじゃなかった…」がないよう、読む際は自己責任でお願いします。
※以下、敬称は部分的に使い分けをします。
大関和さんが“おっとりヒロイン”とは正反対の伝説の史実
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俳優・見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務め、見上さんが「大関和」、上坂さんが「鈴木雅」を演じて、「日本近代介護の黎明期」を描くNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『風、薫る』(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)。
第8週『夕映え』では、帝都医大病院で看護婦見習いとして主人公のりん(演・見上愛)が “我が道を行く” と言わんばかりの “おっとりヒロイン” として描かれています。
そこで今回は、‘りん’のモチーフである「大関和(おおぜき・ちか)」さんが、ドラマの “おっとりヒロイン” とは正反対の “ぶっ飛ヒロイン” と言いたい伝説に関する[史実]を記してみます。
きっと、「本編」では採用されない(と思います)エピソードを知ることになるので、より今作を深読みできると思います。
第1章:ドラマより熱い?激しすぎる現実のヒロイン
NHKで放送されている朝の連続テレビ小説『風、薫る』では、一ノ瀬りん(演・見上愛)と大家直美(上坂樹里という2人の見習い看護婦が、帝都医科大学附属病院で一人前を目指して奮闘している(つもり)。
物語の第8週では、看護婦の仕事を認めようとしない入院患者の千佳子(演・仲間由紀恵)と心が通じ合っていく様子が描かれている。
作中では仕事への情熱を燃やす2人だが、実際の歴史に残る彼女たちのモチーフ(モデル)は、ドラマ以上に強烈な個性を持っていた。
特に、一ノ瀬りんのモチーフとなった大関和(おおぜき・ちか)という女性の生き様は、まるで昔の熱血スポーツ根性ドラマを煮詰めたかのような激しさがある。
彼女の本当の姿を知ると、ドラマの見方が変わるだけでなく、彼女たちのことがもっと好きになるのでは?
和は生涯を看護師の発展に捧げた人物で、多くの記録が現代に残っている。
その記録から浮かび上がってくる彼女の素顔は、本人にまったく悪気がないものの、驚くほど容赦のない毒舌家というものだった。
仕事の成果は素晴らしいのに、言葉を残すと周囲がヒヤヒヤするような激しい発言が飛び出す人物だった。
第2章:先輩たちへの強烈な一撃と高いプライド
彼女が看護師や社会運動家として世間に知られ始めた明治後期、新聞の「毎日電報」で彼女のインタビュー連載が組まれた。
明治40(1907)年1月31日から始まったその記事の中で、和は学校の勉強を終えて東京帝国大学医学部附属病院で実習を始めた瞬間の思い出を語っている。
行くともう腰が抜けるほどびっくりしたのは、まるで鬼のような看護師ばかりだったことです。
※出典:「毎日電報」明治40(1907)年1月31日付
当時はまだ、きちんとした看護の教育制度が整っていなかった時代である。
それにしても、和の先輩たちへの批判は容赦がなかった。
専門的な知識がないまま患者を乱暴に扱う様子を、次のように激しく責め立てている。
勉強をしていないのはもちろん、体に障害があるか、よほど不幸な境遇のせいで仕方がなく看護師をやっているような、心がねじ曲がった当時の看護師たちは、かわいそうな患者をひどく扱うだけでなく、大声で怒鳴りつけていました。その恐ろしさや残酷さは、とても言葉では言い表せません。
※出典:「毎日電報」明治40(1907)年1月31日付
自分がこれから発展させようとしている職業の仲間に対して、ここまで言い切ってしまうのは驚きである。
当時の病院で働く看護師は、専門的な訓練を受けておらず、社会的な立場も低かったのは事実である。
しかし和には、自分こそが日本で初めて最先端の看護教育を受けたという強いプライドがあった。
さらに、名門の武家に生まれたというプライドも重なり、昔ながらの看護師たちを完全に切り捨ててしまった。
現代ならインターネットで大炎上しそうな発言だが、当時はこれが時代の最先端を進む立派な人の意見として、世間に受け入れられていた。
第3章:自分で自分を「天使」と呼ぶ驚きの自信
この新聞連載を読み進めると、和の常識外れなエピソードが次々と飛び出してくる。
彼女の最大の魅力は、自分のことが大好きで、自分の行動に一切の迷いがないところにある。
彼女は、自分と一緒に最初に入学した7人の仲間は全員がキリスト教徒で、人々のために命を捧げる覚悟を持っていたと語る。
しかし、実際に病棟に入ってからの思い出話は、さらに拍車がかかっている。
それまで鬼のように優しさも涙もない看護師にいじめられていた患者たちは、まるで天の使いが舞い降りてきたかのように喜んでくれました。
ある乳がんの患者などは、苦しさのあまり、一晩だけでもいいから大関さん泊まってくださいと泣いて頼むほどでした。
※出典:「毎日電報」明治40(1907)年2月1日付
当時の新聞社もこの話に感動したのか、記事の中で「天の使い」という言葉を他の文字よりもかなり大きく印刷していた。
自分で自分のことを天使のようだったと語り、そこに少しの恥ずかしさも感じていない。
苦しんでいる患者のエピソードさえも、自分の素晴らしさを証明するためのエピソードにしてしまう心の強さがあった。
まるで物語の主人公になりきっているかのような思い込みの激しさである。
第4章:ルール無視で突き進む見習い期間
和にとって、病院での実習期間は決して大人しく学ぶだけの時間ではなかった。
未熟な見習いという立場でありながら、彼女は常に全力で突き進み、時には患者の前で祈りを捧げ、キリスト教の教えを広めようとさえした。
私たち生徒は、一生懸命になるあまり、時には涙を流して神の愛を語り、患者の足元にひざまずいて痛みが和らぐように祈ることもよくありました。そのため、他の看護師たちから嫌われたのはもちろん、お医者さんたちからも、看護と宗教の勧誘を一緒にしてはいけないと注意を受けることさえありました。
※出典:「毎日電報」明治40(1907)年2月5日付
他の看護婦たちを見下しながら、弱っている患者の前で泣きながら祈る見習いたちが病院に7人もいた。
病院の医師たちが慌てて注意したのも当然の対応である。
さらに彼女の暴走はこれだけにとどまらない。
医者が留守の間に、自分の判断だけで患者を入院させて手術を受けさせ、結果的に命を救ったという武勇伝まで残している。
報告や相談といった組織のルールを完全に無視して動き、結果が良ければすべてよしとして美談にしてしまうあたりは、まさに型破りなヒロインそのものである。
第5章:大臣の家族も実名でバッサリ
当時は個人情報の扱いが緩かったとはいえ、和は自分が看病した有名人のプライベートを、全国紙の新聞で実名とともに暴露している。
例えば、当時の宮内大臣であった田中光顕の妻を看病した時のことを、このように語っている。
神経質な上に心の中のことを言葉にされないので、思った通りに動かないと機嫌を損ねてしまうような方でした。大臣も同じような性格でしたので、本当に苦労いたしました。
※出典:「毎日電報」明治40(1907)年2月7日付
国のトップクラスの偉い人の家族に向かって、「夫婦そろって神経質で扱いづらかった」と実名で新聞に載せてしまった。
悪気がないとはいえ、その大胆さには目を見張るものがある。
さらに彼女は、別の高貴な身分の女性を看病した時には、言葉遣いや態度が上品だったと大絶賛している。
相手の生まれや育ちを自分なりに評価し、思ったことをそのまま口に出してしまう性質は、取材の場でも止まらなかった。
第6章:暴走する2人の女性が出会った奇跡
これほどまでに激しい内容のインタビュー記事が生まれた背景には、もう一つの面白い歴史の偶然が隠されている可能性がある。
この和の取材を担当した新聞記者は、当時の社会運動家であった管野スガという女性ではないかと言われている。
スガは後に大きな事件に関わることになる人物で、非常に激しい思想を持った女性記者だった。
彼女もまたキリスト教の教えを受けており、この時期に同じ新聞社にいたことが分かっている。
つまり、自分のことを天使だと信じて疑わない破天荒な看護師と、社会を揺るがすほどの激しいエネルギーを持った女性記者が、向かい合って話をしていたことになる。
この規格外な2人の個性がぶつかり合ったからこそ、これほどまでに強烈な記事が誕生したのかもしれない。
明治という時代が生んだ人間の底知れないパワーを感じずにはいられない。
そして、これほどまでに自分の信念を貫いて突き進んだ和の姿は、どこか現代を生きる私たちの心をも揺さぶる、不思議な魅力に満ちあふれている。
あとがき
朝ドラ『風、薫る』の‘りん’のモチーフとなった大関和さんのエピソードを振り返ってみると、その行動力と強烈なキャラクターに驚かされると同時に、とても爽快な気持ちになりますね。
現代の基準から見るとハラハラしてしまうようなお話もたくさんありますが、それほどまでに「新しい看護の形を作りたい」という情熱が燃え盛っていたのだと感じました。
何もない時代に新しい道を切り拓くためには、これくらい周囲を巻き込んで突き進むパワーが必要だったのかもしれません。
ドラマで描かれるフィクションの奥に、こうした史実を知ることで、物語がより深く、温かく感じられると思います。
読者の皆様の “ドラマを楽しむ” ためのお役に立てれば幸いです。
参考・出展
■田中ひかる(著)「明治のナイチンゲール 大関和物語」中央公論新社 ![]()
■メディアソフト(編集)「大関和と鈴木雅の人生」 ![]()
■伊多波碧(著)「小説 もうひとりのナイチンゲール 鈴木雅の生涯」潮出版社 ![]()
■毎日新聞出版(編)「Newsがわかる特別編 大関和がわかる」毎日ムック ![]()
■土曜会歴史部会(著)「日本近代看護の夜明け」医学書院 ![]()
■東京大学医学部附属病院百年史 ![]()
■知命堂病院百二十年史 ![]()
■リットン・ストレイチー(著)橋口稔(訳)「ナイティンゲール伝 他1篇」岩波文庫 ![]()
■宮本百合子(著)「フロレンス・ナイチンゲールの生涯」新日本出版社 ![]()
■宮本百合子(著)「宮本百合子全集 第14巻」新日本出版社 ![]()
■木原武一(著)「大人のための偉人伝」新潮選書 ![]()
■セシル・ウーダム・スミス(著)武山満智子・小南吉彦(訳)「フロレンス・ナイチンゲールの生涯(上)」現代社 ![]()
■真山知幸(著)「偉人名言迷言事典』笠間書院 ![]()
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第40回/第8週『夕映え』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
千佳子(仲間由紀恵)から本心を打ち明けられたりん(見上愛)は、どうすべきか悩み、バーンズ(エマ・ハワード)と直美(上坂樹里)に相談する。思い切って千佳子の夫・元彦(谷田歩)を呼び出したりんは、意外な事実を知り・・一方、一ノ瀬家では、シマケン(佐野晶哉)が美津(水野美紀)と安(早坂美海)にうれしい報告をしに訪れていた。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原案:田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
脚本:吉澤智子(過去作/ドリームチーム,幸運なひと,くるり~誰が私と恋をした?~)
演出:佐々木善春(過去作/ごちそうさん,マッサン,あさが来た) 第1,4,8週
新田真三(過去作/あさが来た,べっぴんさん,トクサツガガガ) 第2,6週
橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘,おむすび) 第5週
松本仁志(過去作/光る君へ,どうせ死ぬなら、パリで死のう。) 第3,7週
制作統括:松園武大(過去作/とと姉ちゃん,半分、青い。,ちむどんどん)
宮本えり子(過去作/なつぞら,エール)
音楽:野見祐二(過去作/光る君へ,どうせ死ぬなら、パリで死のう。)
主題歌:Mrs. GREEN APPLE「風と町」
語り(本編):研ナオコ
土曜日版ナレーション:石橋亜沙(NHK東京アナウンス室)
※敬称略
悩める‘りん’と不自然に同席する直美に覚える脚本への違和感
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バーンズ「直美は どう思いますか?」
今回の序盤で、担当患者の看護に悩むりん(見上愛)と直美(上坂樹里)を見かねた?バーンズ先生(エマ・ハワード)が別室で質問する場面である。
単純な疑問として、「なぜ、ここに直美を同席させたのか?」が浮上する。
だって、これまでだって「ダブル主人公」だと言いつつも、異様なくらいに‘りん’と直美は別行動、別々に描いてきたのが本作の脚本家や演出家や制作統括なのだ。
で、今週は好意的に見なくても明らかに《りんと千佳子の物語》をメインに描いているのだ。
だったら、いつもどおりに、りんが受け持つ入院患者で侯爵夫人・和泉千佳子(仲間由紀恵)の対応に悩む‘りん’が、《バーンズ先生に相談する》でよいのでは?
でなければ、「ダブル主人公」らしく、《りんが直美に相談する》でいいし、その延長線上に《二人でバーンズ先生に相談する》なら納得できたのに?
やはり、どんな理由があろうと、この席に「直美が同席すること」も「バーンズ先生が直美に質問する」のは不自然でしかないと思う。
もちろん、超超超好意的に解釈すれば、同席させたい脚本家の意図もくみ取ることもできなくもないが。
偶然の宝くじで話が進む連ドラとしての描写不足への違和感
分からないわけでもないが、分かりたくもないというか。
やりたいことは分かるが、この方法が正しいとはどうしても思えないというか。
確かに、‘りん’の本音の吐露と「夕映え」のキーワードで、千佳子の夫・和泉元彦(谷田歩)が妻の気持ちをおもんばかって、話が進むのは間違っていないし、悪いととも思わない。
しかし、そもそも本作は、医療を支える仕事の本質や、そこで働く人々の姿をほとんど丁寧に描いていないのだ。
過去の放送で、仕事に使う作業机やノート、仲間たちとの情報交換の様子などが突然画面に現れたことがあったのを覚えているだろうか。
本来なら、そうした日々の積み重ねこそが仕事への理解や誇りにつながる大切な要素であるはずだが、劇中ではその背景が全く描写されていない。
それにもかかわらず、見ている側がなんとなく状況を納得して受け入れてしまっているのは、視聴者が自分自身の知識で足りない説明を補っているからである。
今回の「夕映え」だって、冷静に見れば分かるとおり、日々の積み重ねというよりも、偶然引き当てた宝くじが大当たりしたような描写でしかないのだ。
これでは、本作が “連ドラ” である意味が削がれると思うのだが。
都合よく状況を理解する登場人物たちと描写不足が生む矛盾
なぜこのような描写不足が問題になるのか?
答えは、劇中には仕事の内容が理解できないという人物が何度も登場してきた(いる)からだ。
それは主人公たちも同じだったはずである。
「看護とは何か?」「看護と看病の違いは何か?」「看病婦と看護師見習いでできることに違いがあるのか?」など。
それにもかかわらず、他の登場人物たちはなぜか最初からその仕事を当たり前のように受け入れている。別の場面では「看護婦とやら」と見下すようなセリフがあったにもかかわらず、周囲が違和感なく受け入れている様子は不自然である。
例えば、今回でも、千佳子の夫・元彦が、‘りん’が「元士族」であることと同等な感じで、‘りん’が「看護婦」であることを受け入れているような振舞いで物語を進めた。
「えっ、なぜ、元彦は‘看護師がどんな仕事や役割’であると知っているの?」そういうこと。
このように、大切な部分をしっかりと描いてこなかったせいで、物語のあちこちに矛盾が生まれている。
登場人物たちが、全てを知っている視聴者と同じように状況を理解しているかのように描き続けている点に、大きな違和感があるのだ。
知らないはずの登場人物たちが都合よく知っている世界観のブレ
物語をスムーズに進めるためには、登場人物たちが最初から《看護》や《看護婦》の存在や価値を「知っている」という設定にすればよかったはずである。
たとえば、当時の噂話や新聞のニュースなどを通して、有名なナイチンゲールの功績を知っていたという設定にすれば、強引であっても納得がいく。
これは現実の世界がどうであるかではなく、ドラマという創作の世界だからこそ許される表現だ。
病院側が看護婦見習いを受け入れた時点で、患者たちへの説明は既に済んでいるという形にしても自然だったと思う。
あるいは、最初から「知らない」というセリフや描写をわざわざ入れなければ、このような矛盾は起きなかった。
それなのにこの作品は、知らないはずの登場人物たちが、時には「知っている」とご都合主義をやる。
やはり、「同一世界」「単一世界」の中の物語にしないと、価値観がブレまくる世界観は見ていて疲れるし、違和感しかないのだ。
寄り道が多く主役の成長が描かれない「ほぼ群像劇風」への不満
以前もチラッと書いたが、看護師見習い期間は第13週まで続く予定だそうだ。
7週間近くも見習い期間を描くのはどうかと思うが、結果的に、物語の進行を遅らせるような、本筋とは関係のない寄り道が多すぎると思う。
結果、それによって、一番大切であるはずの主人公二人の活躍や成長が描かれないのは、おかしな選択である。
これでは、視聴者の注目を集めるために、話題性のある要素を強引に詰め込んでいると言われても仕方がないのでは?
視聴者が本当に見たいのは主人公二人の奮闘する姿であり、サブキャラクターたちの細かなエピソードではない。
まさか、全体の「約1/3」が過ぎようとしている今、群像劇に転換するなんてことはないと思うが、既に「ほぼ群像劇風」なのは間違いない。
主役を放置した恋愛要素の詰め込みで二倍に迷走する物語への疑問
全体的に物語の作りが粗くなっており、その雑さが回を追うごとに目立つようになってきた。
主人公の二人をメインに描くことをせず、サブキャラ界隈を多めにを描いてきたことが、ここにきて物語の矛盾として現れている。
それにもかかわらず、本筋から外れたエピソードばかりが繰り返されている。
こうした話題作りのための工夫は、一般的なドラマによく見られる、女性が主人公だからという理由で無理に恋愛要素を盛り込もうとする傾向と同じである。
過去のドラマでもよく使われてきた手法だが、今作でもその雰囲気を感じざるを得ない。
しかも、主人公が二人いるために無駄なエピソードも二倍になり、結果として物語が迷走する原因になっている。
視聴者はべつに恋愛の物語が見たいわけではないし、公式の紹介を見ても、どこにもそのような恋愛要素は宣伝されていないのに…である。
主人公二人の奮闘に焦点を絞れば物語の軸がぶれない素晴らしいドラマに
最後に、今回も頑張って「このドラマの魅力をさらに引き出すため」を考えてみる。
まず、主人公たちが医療の現場でどのような努力を重ね、どのような壁にぶつかったのかを、作業風景や仲間との会話を通して具体的に描写することである。
これにより、視聴者が想像で補わなくても、登場人物の成長に感情移入できるようになる。
今回だって、結果オーライ、終わり良ければ総て良しになっているが。
‘りん’がやったのは「看護を追求した結果なのか?」「千佳子の気持ちを考え抜いた結果なのか?」不透明なままなのだ。
また、周囲の人間が新しい仕事を受け入れる過程を丁寧に描くか、あるいは最初から基礎知識を持っている設定に統一することで、劇中の矛盾をなくすことができる。
例えば、来週の千佳子の手術で看病婦のフユ(猫背椿)が見事にオペ看(手術介助)をやるとしたら、「手術介助も‘看病’になるの?」と新たな疑問が沸き上がるのだから。
さらに、本筋とは関係のない寄り道や無理な恋愛要素を減らし、主人公二人の奮闘に焦点を絞ることで、物語の軸がぶれずに、見ごたえのある素晴らしいドラマへと進化するはずである。
あとがき
この作品は、主人公たちが新しい道を切り開いていくという、非常に魅力的で応援したくなるテーマを持っているはずです。
だからこそ、彼女たちの熱意や現場での奮闘がもっとまっすぐに伝わるようになれば、多くの視聴者がさらに深く感動できる作品になると確信しています。
よって、登場人物たちの心の動きや、医療を支える仕事の大切さが丁寧に描かれることで、ドラマとしての深みがよりいっそう増していくはずなんです。
今のところ、そうなるような期待はゼロですけれど。
お知らせ
きょうは、二つの補足記事のお知らせです。
一つ目は、小日向栄介/寛太(演・藤原季節)のモデル・鈴木良光とはどんな人物だったのか?です。
良光は、直美のモチーフである鈴木雅と結婚した人物でもあるので、勘太と直美の今後が楽しみとは言えます。
二つ目は、‘りん’と直美の同期の藤トメ(演・原嶋凛)のモデル・広瀬梅についてです。
こちらの梅さんは、看護婦になる際に髪を短く切った点で直美と関係のある人物であると見えます。
朝ドラ『風、薫る』小日向栄介/寛太(演・藤原季節)のモデル・鈴木良光とは?妻・鈴木雅(直美のモチーフ)を“看護の道”へ導いた悲劇!|ディレクターの目線blog ![]()
朝ドラ『風、薫る』工藤トメ(演・原嶋凛)のモデル・広瀬梅の激動の生涯!髪を切り大地震の命を救った実在の看護婦の結末とは!?|ディレクターの目線blog ![]()
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そこで今回は、看護婦養成所の一期生である工藤トメのモデルと思われる「広瀬梅」に関する[史実]を記してみます。
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第1章:朝ドラのトメとモデルの広瀬梅
朝ドラ『風、薫る』の中で、主人公たちと一緒に医療の仕事を学び、大きな病院で一生懸命に働く工藤トメ(演・原嶋凛)というキャラクターが登場する。
このトメの生き方や人物像のヒントになったと考えられている女性が、明治の時代に活躍した広瀬梅(ひろせ・うめ)という看護婦(看護師)である。
劇中のトメは東北の大きなお百姓さんの家で育った設定になっているが、本物の梅は現在の岡山県で昔の武士の家庭に生まれた。
彼女は若い頃から、世の中の人々の役に立ちたいという強い気持ちを持っていた。
当時は女の子の習い事といえば縫い物が定番だったが、梅はそれだけで満足せず、もっと社会の役に立つ本格的な勉強がしたいと願って行動を始める。
その後、東京へ向かった彼女は学校でキリスト教の教えに触れ、本格的な看護の世界へと足を踏み入れることになる。
当時の日本では、病人の世話をする仕事に対する世間の理解はまだとても低かったが、梅は持ち前の元気さと強い信念で、新しい道を切り開いていった。
第2章:強い気持ちで家を飛び出し東京へ
慶応4(1868)年、梅は岡山県で誕生した。
父親は津山藩という場所の武士だったと言われている。
彼女が生まれたのは、日本で大きな戦いが起きて新しい明治の時代へと移り変わる激動のタイミングだった。
その頃の女の子に対する教育は、昔ながらの「夫の後ろを歩む」という考えから、西洋の文化を取り入れた「良いお母さんになる」ためのものへと変わりつつある時期だった。
そのため、梅が最初に入学させられたのは縫い物を教える学校だった。
しかし、もっとたくさん勉強したいという強い情熱を持っていた梅は、その環境に納得がいかなかった。
そこで梅は、先生を目指すための学校の女子部へと進み、子供たちの教育に関わる未来を夢見るようになる。
ところが、当時の親はこうした梅の選択をなかなか応援してくれず、何度も実家に連れ戻されそうになった。
どうしても諦めきれなかった梅は、まるで家出をするような形で東京へ旅立つことを決める。
第3章:運命の出会いと看護への道
東京にやってきた梅は、さらに高いレベルの学校を目指したものの、頼れる知り合いもいなかったためにお金に困る苦しい毎日を過ごすことになった。
そんな厳しい生活の中で、彼女は町にあるキリスト教会へと足を運ぶようになる。
そこで出会ったのが、桜井女学校という学校の責任者を務めていた矢嶋揖子という女性だった。
この出会いがきっかけとなり、梅はその学校に入学して寮での生活を始める。
寮の部屋では、同じように学ぶ仲間たちと励まし合いながら過ごした。
学校で聖書を読んだ梅は、やがて正式にキリスト教の信者となる。
この出来事が彼女のその後の生き方を大きく変えることになり、単に知識を蓄えるだけでなく、困っている人を支える医療の仕事に自分の人生を捧げようと決意する。
明治20(1887)年になると、彼女の学校で専門的な看護婦を育てる仕組みが本格的にスタートした。
当時の日本にはお医者さんを育てる場所はあっても、看護の技術を正しく教える学校はほとんどなかったため、この場所は最先端の専門看護婦を生み出す貴重な拠点となった。
第4章:髪を切り偏見に立ち向かう
新しい学校に入った梅は、自分の心からの決心を周囲に示すために、なんと自慢の長い髪を短く切り落とした。
女性がショートヘアにすること自体が信じられないような時代だったからこそ、そこには並々ならぬ覚悟が込められていた。
当時の社会では、看護の仕事は今のように尊敬されるものではなかった。
病気になった人の世話は家族が身の回りでやるべきだという昔気質の考えが根強く、わざわざ仕事として他人の看病をすることに対して冷たい目を向ける人も多かった。
そのような逆風の中でも、梅たちは医学の知識と正しい技術を必死に学び、苦しんでいる人を助けるという、新しい女性の輝かしい働き方を一生懸命に追い求めていった。
第5章:大地震での奇跡の救出劇
明治29(1896)年の夏、東北地方の海沿いを中心に、日本の歴史でも指折りの巨大な大津波を伴う大地震「明治三陸地震・明治三陸津波」が発生した。
この災害によって2万人を超える尊い命が失われ、たくさんの家が流される大惨事となった。梅は被災した人々を助けるために、すぐさま現地へと駆けつけた。
そこで彼女は、大混乱の中で親を亡くして一人ぼっちになっていた小さな赤ちゃんに出会う。
預かってくれる場所がどこにも見つからなかったため、梅はその赤ちゃんを東京の学校の寮まで連れて帰ることに決めた。
その赤ん坊は、旧約聖書の「ルツ記」にちなんで、「ルツ子」と名付けられた。
赤ちゃんが夜中に泣き叫ぶと、梅は優しく抱きしめて朝が来るまで部屋の中を歩き回ってあやし続けたという。
その後、赤ちゃんは優しい夫婦の養子として引き取られていった。
形だけのルールにとらわれず、目の前にある小さな命を何としてでも救おうとする梅の温かい人間性をよく表しているエピソードである。
第6章:アメリカへの挑戦と激動の晩年
その後、梅は佐野佳三という男性と結婚し、夫婦でアメリカへと海を渡った。
サンフランシスコを生活の拠点にした梅は、現地で暮らす日本人家族がお産をするのを手助けする助産師として大活躍した。
さらに、旦那さんが立ち上げた学校で、子供たちに日本の歴史や言葉を教える先生としての仕事もこなした。
当時のアメリカでは、日本からの移民を厳しく排除しようとする辛い社会の動きがあった。
そんな険しい環境の中でも、梅たち夫婦は現地に暮らす日本人コミュニティを力強く引っ張るリーダーのような存在になっていった。
彼女はたくさんの子供を育てながら、医療や教育、そして移民たちの生活を支える役割をいくつも同時にこなしていった。
第7章:奇跡の再会と残された足跡
平和な毎日が続くと思われたが、戦争の影が迫る昭和16(1941)年、梅は旦那さんとともに日本へ帰ることを決める。
しかし、その帰国途中の船の中で最愛の夫が亡くなってしまうという大きな悲劇に見舞われた。
深く悲しんだ梅は一度アメリカへと引き返したが、昭和18(1943)年、太平洋戦争が激しくなる中で再び日本への帰国を果たした。
このとき、彼女は75歳になっていた。
日本に戻った梅を待っていたのは、かつて東北の震災現場から救い出して育てた、あの赤ちゃんとの感動の再会だった。
この再会については、昭和28年(1953)年の「東京朝日新聞」などが〈60年ぶりの親子の運命的な巡りあわせとして報道した。
また、梅、ルツ子、ルツ子の育ての親の3人が聖書を敵添えて再会を喜ぶ写真も掲載されたそうである。
それからしばらくして梅は長い生涯を閉じたと考えられているが、亡くなった詳しい日付などは今でも分かっていない。
それでも、古い時代の反対を押し切って学び、困った人や災害に苦しむ人々、そして異国の地で生きる仲間たちを助け続けた彼女の人生の輝きは、今も私たちの心に強く残っている。
あとがき
明治という女性が社会で活躍するのが本当に難しかった時代に、これほど強い意志を持って自分の道を切り開き、たくさんの人々を救い続けた広瀬梅さんの生き方には深く感動させられます。
朝ドラのトメの明るい奮闘を見ながら、その背景にこのような素晴らしい本物の女性たちの歴史があったのだと思うと、ドラマがさらに何倍も面白く、感慨深いものに感じられると思います。
困難な状況でも諦めずに優しさを貫いた梅さんのストーリーは、今の時代を生きる私たちにとっても、未来へ向かう大きな元気を分けてくれる素晴らしい宝物だと思います。
ドラマで描かれるフィクションの奥に、こうした史実を知ることで、物語がより深く、温かく感じられると思います。
読者の皆様の “ドラマを楽しむ” ためのお役に立てれば幸いです。
参考・出展
■田中ひかる(著)「明治のナイチンゲール 大関和物語」中央公論新社 ![]()
■メディアソフト(編集)「大関和と鈴木雅の人生」 ![]()
■伊多波碧(著)「小説 もうひとりのナイチンゲール 鈴木雅の生涯」潮出版社 ![]()
■毎日新聞出版(編)「Newsがわかる特別編 大関和がわかる」毎日ムック ![]()
■土曜会歴史部会(著)「日本近代看護の夜明け」医学書院 ![]()
■東京大学医学部附属病院百年史 ![]()
■知命堂病院百二十年史 ![]()
■リットン・ストレイチー(著)橋口稔(訳)「ナイティンゲール伝 他1篇」岩波文庫 ![]()
■宮本百合子(著)「フロレンス・ナイチンゲールの生涯」新日本出版社 ![]()
■宮本百合子(著)「宮本百合子全集 第14巻」新日本出版社 ![]()
■木原武一(著)「大人のための偉人伝」新潮選書 ![]()
■セシル・ウーダム・スミス(著)武山満智子・小南吉彦(訳)「フロレンス・ナイチンゲールの生涯(上)」現代社 ![]()
■真山知幸(著)「偉人名言迷言事典』笠間書院 ![]()
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第6話『誘拐』、配信『誘拐の天才少女と完全犯罪』の感想。
大臣政務官・周藤光太郎(須田邦裕)の娘・周藤菫(永尾柚乃)が誘拐され、警視庁は極秘捜査に乗り出すが、母・萌々子(東風万智子)の対応に不審が生じる…。やがて菫が5年前の未解決事件の被害者の実娘である事実が判明し、事件は複雑化…。さらに菫自身が誘拐犯・四屋大介(上川周作)に“完全犯罪”を持ちかける異様な展開となり、捜査は混迷を極める中、封印された過去の真実が浮かび上がりつつあり…。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---
原作:麻見和史『追憶の彼女 警視庁文書捜査官』
麻見和史『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』
脚本:大森美香(過去作/前作,朝ドラ「あさが来た」,僕達はまだその星の校則を知らない)
演出:田村直己(過去作/前作,ドクター-X 1~7) 第1,2,3話
樹下直美(過去作/帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし,モンスター) 第4話
常廣丈太(過去作/緊急取調室1~5,BG~身辺警護人~) 第5,6話
音楽:(過去作/昭和元禄落語心中,竜の道 二つの顔の復讐者,あなたを奪ったその日から)
※敬称略
子役である永尾柚乃さんの起用と配役における課題
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―――ここまで、ごあいさつ―――
どうしても「またしても?」と言いたくなるのが、実力のある子役である永尾柚乃さんの出演である。
彼女の演技力は確かであるが、約1年前に放送されたテレビ朝日の連ドラ『誘拐の日』を強く連想させる設定となっていたのは間違いないと思う。
配役そのものは受け入れることができるものの、特定の俳優に似たような役割ばかりが与えられる傾向に対しては、役者の可能性を狭めているのではないかという同情の念を禁じ得ない。
そう、ハッキリ言って、永尾柚乃さんがかわいそう、気の毒…だと思う。
そして、同じテレビ局が制作するドラマとして、物語の展開上、過去の作品と印象が重なってしまうような構成は、視聴者に新鮮さを与える点において疑問しかない。
キャラクターの魅力と本来の作品性の回復
一方で、物語の構成には評価できる点も多く存在した。
まず、初期の段階から文字フェチ頭脳派刑事・鳴海理沙(鈴木京香)が刑事として熱心に捜査に参加しており、過去に起きた出来事との結びつきが明確に描かれていた。
このような設定は単純だが、物語に深みを出すために非常に重要な役割を果たした。
さらに、鳴海と警察庁のキャリア組の新係長・陸奥日名子(黒島結菜)の二人が交わす対話からは、それぞれの個性が豊かに表現されており、それなりに見応えのある場面となっていた。
何よりも評価できるのは、劇中に《文字を解析する要素》が豊富に組み込まれていたことだ。
これまでの放送では事件の結末部分でしか文字の要素が使われず、タイトルにあるような文書を専門に扱う捜査官としての個性が薄れていたからだ。
しかし、今回では本来の見どころが戻ってきたことは大きな前進だ。
定番の要素と結末の違和感
今回は、どこかで見たことがあるような既視感を覚えさせる内容ではあったが、作品を構成する上で欠かせない基礎的な要素は確実に押さえられていた。
それが、前述の《文字を解析する要素》が生かされた展開になっていたことだ。
そのため、シリーズ全体の流れとして捉えれば十分に納得できる仕上がりになっている。
しかし、物語の終盤における展開には疑問が残る。
どのような大義名分や背景があったとしても、警察官であるならば加害者をその場で直ちに拘束するのが本来の任務であるはずだ。
その後の物語を進めるための演出であることは理解できるものの、法を守るべき刑事の行動としては不自然であり、表現として適切であったのかは議論の余地がある。
ただし、この作品が持つ独特の雰囲気や “らしさ” は維持されていたため、最終的には一つの表現として受け入れることができたが。
事件の整合性とさらなる展開への改善策
物語全体を振り返ると、最初に発生した「誘拐事件」解決方法には描写の不足があるような。
現代の高度なデジタル機器やシステムを活用すれば、わざわざ「誘拐事件」を盛り込まなくても、知的で行動力がある幼い少女である周藤菫(永尾柚乃)が誰の力も借りずに、自らの意思で事件を偽装することが十分に可能であったと思う。
どうしても誘拐事件を組み入れないなら、菫が自作自演の誘拐事件を企んでいるときに、偶然に本物の事件に巻き込まれたようにするなどの工夫が必要だったと思う。
また、5年前という時間設定を有効に活用することもできた。
当時から鳴海たちがその少女の存在や背景を知っていたという設定にすれば、人間関係にさらなる深みが生まれたのでは?
その上で、少女による事件の偽装という要素を物語に織り交ぜていけば、文字の分析を駆使したより緻密で知的な謎解きを展開できた。
このように構成を工夫することで、言葉や文章の謎に迫るというこのドラマならではの強みを最大限に活かした、より魅力的な作品へと進化させることが可能だったのだ。
あとがき
前回に続いて今回も、第4話までに比べれば、だいぶマシになったと思います。
まっ、それ以上、それ以下でもないですけれど。
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【忠告】
NHK連続テレビ小説『風、薫る』の先の展開のネタバレは基本的に書いてありません。
ですが、ダブル主人公「一ノ瀬りんと大家直美」のモチーフである「大関和と鈴木雅」の[史実]について触れます。
あとから「読むんじゃなかった…」がないよう、読む際は自己責任でお願いします。
※以下、敬称は部分的に使い分けをします。
詐欺師男・寛太(藤原季節)のモデル・鈴木良光の史実
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―――ここまで、ごあいさつ―――
俳優・見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務め、見上さんが「大関和」、上坂さんが「鈴木雅」を演じて、「日本近代介護の黎明期」を描くNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『風、薫る』(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)。
第8週『夕映え』の第39回(2026年5月21日放送)では、主人公の直美(演・上坂樹里)がわが身を捨てた母の情報を探す中で、思わぬところで渡米経験のある海軍中尉「小日向栄介」を名乗った詐欺師男・寛太(藤原季節)と再会する場面が描かれました。
そこで今回は、「小日向栄介」を名乗った詐欺師男・寛太(藤原季節)のモデルと推測できる鈴木良光(すずき・よしみつ)についての[史実]を記してみます。
きっと、「本編」では採用されない(と思います)エピソードを知ることになるので、より今作を深読みできると思います。
第1章:激動の時代を駆け抜けた若きエリート軍人の横顔
NHKの連続テレビ小説『風、薫る』に登場する小日向栄介/寛太(演・藤原季節)には、実在するモデルがいる。
その人物の名前は鈴木良光(すずき・よしみつ)。
江戸時代が終わりを告げる直前の嘉永2(1849)年に、幕府に仕える武士の息子として江戸で生を受けた。
古い時代が壊れていく激しい変化の中で育った彼は、武士としての誇りを胸に抱きながら、新しくできた明治政府の軍人として生きる道を選ぶ。
良光は陸軍の中で着実に成果を積み重ねていき、大阪の部隊で大隊長という大きな責任のあるポジションを任されるまでになった。
最終的な階級は歩兵少佐にまで上り詰め、国から特別な位や勲章を授けられるほど、組織の中心で活躍する非常に優秀な指揮官であった。
第2章:運命を大きく変えた国内最後の戦いと新しい家族
彼の人生を根底から変える出来事が、明治10(1877)年に発生する。
それが、新政府への不満から西郷隆盛が引き起こした、日本国内で最後となる大規模な内戦「西南戦争」である。
良光は部隊を率いるリーダーとして最前線で激しい戦闘に身を投じたが、戦いの中で太ももに深い傷を負ってしまう。
当時の医療技術ではこの傷を完全に治すことが難しく、彼はその後もずっとこの痛みに苦しめられることになった。
それでも彼は体に深い傷を抱えたまま必死に軍の仕事を続け、翌年の明治11(1878)年に加藤雅〈後の鈴木雅(すずき・まさ)〉と結婚する。
※鈴木雅は、朝ドラ『風、薫る』のダブル主人公の一人、大家直美(演・上坂樹里)のモチーフ。
雅は静岡の武士の家に生まれ、当時はまだ珍しかった最先端の英語教育を女子学校で受けた聡明な女性であった。
二人は京都や東京、仙台へと引っ越しを繰り返しながら、娘のみつと息子の良一という二人の子供に恵まれる。
軍人としての重い責任を果たしながらも、家族と一緒に過ごす穏やかな日々にささやかな幸せを感じていた。
第3章:わずか35歳での別れと妻の心に刻まれた深い悔しさ
良光は東京の学校で教官を務めた後、今度は仙台の部隊を率いる指揮官として現地へ赴任することになる。
しかし、あの西南戦争で負った古い傷と、長年にわたる激しい仕事の疲れがたまり、彼の体は急速に限界を迎えていった。
明治16(1883)年、良光は赴任先の仙台でついに病床に伏してしまう。
戦場で受けた銃の傷が、長い時間をかけて彼の命の灯火を消そうとしていたのだ。
妻の雅は必死に夫を看病したが、当時の日本にはまだ現代のような組織的な看護の仕組みも、一般の人が学べる確かな医療の知識も存在していなかった。
そのため、回復の願いも虚しく、同年の12月5日に良光はわずか35歳という若さで息を引き取ってしまった。
愛する妻と、まだ幼い二人の子供をこの世に残していかなければならなかった良光の無念さは計り知れない。
そして、この早すぎる夫の死が、雅の心に決して消えない大きな後悔を植え付けることになる。
第4章:後悔を強さに変えて近代看護の扉を開いた妻の決意
夫が病気になってから亡くなるまでの間、雅はずっとその枕元に寄り添い続けた。
しかし、専門的な看病の知識も技術も持たなかった彼女には、苦しむ夫のためにできることがほとんどなかった。
雅は大切な夫を亡くした深い悲しみの中で、自分を責め続けた。
その後、雅は当時の自分の心境を次のように振り返っている。
夫は銃創が原因で床に就くようになり、四年前に亡くなりました。私は欧米のトレインド・ナースの存在を知っていたので、もし私に看護の技術があれば、夫は最後の時間をもっと安らかに過ごせたのではないかと悔やみました。
※出典:田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』より
この強い後悔が、彼女のこれからの生き方を決定づける。
当時の看病といえば、家族が愛情だけで行うものであり、科学的な技術としては認められていなかった。
雅は、自分と同じように大切な人を失って涙を流す人を一人でも減らしたい、そして正しい看護の重要性を世の中に広めたいと心から決意する。
雅は二人の子供を一人で育てる母親でありながら、当時はまだ世間の偏見が強かった看護の世界へ飛び込む道を選んだ。
明治19(1886)年、28歳になった雅は、新しく作られた「桜井女学校附属看護婦養成所」に第1期生として入学する。
そこでイギリスから来た専門家のアグネス・ヴェッチから、徹底した衛生管理や患者を大切にする姿勢といった、本場ヨーロッパの近代看護を徹底的に叩き込まれた。
※アグネス・ヴィッチが朝ドラ『風、薫る』のバーンズ先生(演・エマ・ハワード)のモデル。
英語が得意だった雅は、先生の通訳や助手としても活躍し、同期の中でも特に優秀な生徒として注目を集めるようになる。
さらにこの学校で、雅は同じように子供を育てる母親であり、後に「明治のナイチンゲール」と呼ばれるようになる生涯の親友、大関和(おおぜき・ちか)とも巡り会う。
※こ大関和が、朝ドラ『風、薫る』のもう一人の主人公、一ノ瀬りん(演・見上愛)のモチーフ。
第5章:名もなき軍人の生涯が日本の未来に灯した光
鈴木良光という軍人の名前は、歴史の教科書に大きく載るようなものではないかもしれない。
しかし、彼が命を懸けて戦い、若くして病に倒れたという事実は、日本の看護教育を発展させた鈴木雅という先駆者を誕生させる最大のきっかけとなった。
もしも彼の死がなければ、雅が看護の道を志すことも、その後の訪問看護の歴史が作られることもなかったからだ。
戦場の一発の銃弾が、巡り巡って日本の医療の歴史を大きく動かしたと言える。
雅はその後、日本で初めてとなる看護師たちの組織「慈善看護婦会(のちの東京看護婦会)」を立ち上げ、働く女性たちの地位を向上させることや、後輩の育成にその生涯を捧げた。
彼女の凄まじい行動力の裏には、いつも「愛する夫を救えなかった」という胸の痛みと、命を守るという強い使命感があった。
夫が果たせなかった誰かを救うという願いを、妻が引き継いで立派な形に変えた。
一人の実在した軍人の短い命が、一人の女性の人生を動かし、日本の近代看護の夜明けを明るく照らすことになったのだ。
第6章:実際の歴史と朝ドラのドラマチックな演出の違い
ここで、現在放送されている朝ドラ『風、薫る』のストーリーと、実際の鈴木良光の生涯にどのような違いがあるのかを整理してみたい。
ドラマの中では、藤原季節が演じる栄介が、華やかな鹿鳴館の舞台で自分の身分や名前を偽り、上坂樹里が演じるヒロインの直美と初めて出会うシーンが描かれている。
劇中の栄介は自分が軍人であると嘘をついていたが、後に直美はその正体が偽りであり、本当の名前は寛太であることを知る。
実際の歴史における鈴木良光は正真正銘の本物のエリート軍人であったため、この出会いのエピソードや嘘をついていたという設定は、ドラマを盛り上げるために作られた創作である。
しかし、嘘から始まった二人の関係が、直美の母親のことを調べていく中で少しずつ信頼へと変わり、やがて深く結ばれていく(と、勝手に好意的予測する)プロセスは、テレビの前で観ている(一定数の)人々を大いにワクワクさせてくれる(と思う)。
さて、ドラマ『風、薫る』ならではの「改変」が、[史実]の「改良」になるのか、はたまた「改悪」になるのか、今後の展開と仕上がりでお手並み拝見である。
あとがき
激動の明治時代を背景に、お互いを想い合う強い絆が日本の看護の歴史を切り拓いていく様子が分かりますね。
悲しい別れをただの悲劇で終わらせず、社会のために尽くす偉大な一歩へと変えた雅の生き方は、現代に生きる私たちにも大きな勇気を与えてくれます。
もちろん、今現在(5月21日よる)の時点で、直美と寛太が結婚するかどうかは、あくまで推測の域を出ません(悪しからず)。
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お義父さんと呼ばせて
侠飯~おとこめし~
オトナ高校
オトナ女子
お兄ちゃん、ガチャ
姉ちゃんの恋人
オー!マイ・ボス!恋は別冊で
お迎えデス。
おむすび
表参道高校合唱部!
おやじの背中
親バカ青春白書
オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ
オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ[2]
俺の家の話
俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?
俺のスカート、どこ行った?
俺の話は長い
お別れホスピタル
ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子
女たちの特捜最前線
女はそれを許さない
- 過去の連ドラの感想記事一覧(か~く)
カーネーション
怪奇恋愛作戦
怪盗 山猫
カインとアベル
帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし
架空OL日記
顔だけ先生
家政夫のミタゾノ
家政夫のミタゾノ[2]
家政夫のミタゾノ[3]
家政夫のミタゾノ[4]
家族ノカタチ
家族の旅路 家族を殺された男と殺した男
学校のカイダン
家庭教師のトラコ
彼女はキレイだった
神の舌を持つ男
カムカムエヴリバディ
からかい上手の高木さん
カルテット
監獄学園
監獄のお姫さま
監察医 朝顔
監察医 朝顔[2]
カンナさーん!
危険なビーナス
岸辺露伴は動かない
季節のない街
偽装の夫婦
偽装不倫
貴族探偵
きのう何食べた?
きのう何食べた? season2
義母と娘のブルース
きみが心に棲みついた
君と世界が終わる日に
キャスター
キャリア~掟破りの警察署長~
99.9‐刑事専門弁護士‐
99.9-刑事専門弁護士-[2]
共演NG
今日から俺は!!
風間公親-教場0-
競争の番人
京都人情捜査ファイル
きょうの猫村さん
きょうは会社休みます。
行列の女神~らーめん才遊記~
嫌われる勇気
キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木
緊急取調室[2]
緊急取調室[3]
緊急取調室[4]
緊急取調室[5]
金田一少年の事件簿N(neo)
銀と金
クジャクのダンス、誰が見た?
グッド・ドクター
グッドパートナー
グッドワイフ
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
海月姫
グ・ラ・メ!~総理の料理番~
グランメゾン東京
黒い十人の女
黒革の手帖2017
クロサギ(2022)
黒服物語
- 過去の連ドラの感想記事一覧(け、こ)
ケイジとケンジ 所轄と地検の24時
ケイジとケンジ、時々ハンジ。
警視庁アウトサイダー
警視庁いきもの係
警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~
警視庁ゼロ係[2]
警視庁ゼロ係[3]
警視庁・捜査一課長
刑事ゆがみ
警部補・杉山真太郎
ゲゲゲの女房
下剋上球児
下剋上受験
結婚相手は抽選で
結婚式の前日に
Get Ready!
健康で文化的な最低限度の生活
限界団地
恋がヘタでも生きてます
恋せぬふたり
恋仲
恋はつづくよどこまでも
恋です!ヤンキー君と白杖ガール
恋はDeepに
合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~
コウノドリ[1]
コウノドリ[2]
こえ恋
ごくせん2002特別編[再]
極主夫道
心がポキッとね
心の傷を癒すということ
5→9 ~私に恋したお坊さん~
ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○
ゴーストライター
珈琲いかがでしょう
後妻業
コタキ兄弟と四苦八苦
コタツがない家
コタローは1人暮らし
ごちそうさん
孤独のグルメ[4]
孤独のグルメ[5]
孤独のグルメ[6]
孤独のグルメ[7]
孤独のグルメ[8]
孤独のグルメ[9]
孤独のグルメ[10]
コード・ブルー[3]
この素晴らしき世界
この世界の片隅に
古見さんは、コミュ症です。
ごめん、愛してる
ごめんね青春!
これは経費で落ちません!
婚姻届に判を捺しただけですが
コントが始まる
- 過去の連ドラの感想記事一覧(さ~し)
最愛
最高のオバハン 中島ハルコ
最後から二番目の恋
最後の鑑定人
サイレーン
サイン―法医学者 柚木貴志の事件―
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
サギデカ
先に生まれただけの僕
SAKURA~事件を聞く女~
桜の塔
さすらい温泉 遠藤憲一
サムライせんせい
さぼリーマン甘太朗
さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~
ザ・ロイヤルファミリ
残念な夫。
3人のパパ
35歳の少女
37.5℃の涙
3年A組 今から皆さんは、人質です
G線上のあなたと私
シェフは名探偵
Chef~三ツ星の給食~
視覚探偵 日暮旅人
シグナル 長期未解決事件捜査班
時効警察はじめました
地獄先生ぬ~べ~
しずかちゃんとパパ《再編集版》
下町ロケット
下町ロケット[2018]
七人の秘書
シッコウ!!~犬と私と執行官~
知ってるワイフ
GTO[2]
死にたい夜にかぎって
死幣ーDEATH CASHー
地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子
下北沢ダイハード
しもべえ
シャーロック アントールドストーリーズ
死役所
獣医さん、事件ですよ
就活家族~きっと、うまくいく~
就活生日記
19番目のカルテ(最終回)
集団左遷!!
10の秘密
重版出来!
重要参考人探偵
准教授・高槻彰良の推察 Season1
正直不動産
正直不動産2
JKは雪女
女囚セブン
少年寅次郎
少年寅次郎スペシャル2020
昭和元禄落語心中
知らなくていいコト
シリーズ江戸川乱歩短編集IV
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。
新・刑事吉永誠一
新宿セブン
新宿野戦病院
新・信長公記~クラスメートは戦国武将~
深夜食堂[3]
- 過去の連ドラの感想記事一覧(す~そ)
SUITS/スーツ
SUITS 2/スーツ2
水球ヤンキース
スカーレット
好きな人がいること
素敵な選TAXI
素敵な選TAXI[再]
スーパーサラリーマン左江内氏
すきすきワンワン!
スキャンダル専門弁護士 QUEEN
スティンガース 警視庁おとり捜査検証室
ストロベリーナイト・サーガ
スナック キズツキ
スパイラル~町工場の奇跡~
スペシャリスト
すべてがFになる
砂の塔~知りすぎた隣人
スニッファー嗅覚捜査官
スミカスミレ 45歳若返った女
住住(すむすむ)
正義のセ
正義の天秤
青春探偵ハルヤ
聖女
せいせいするほど、愛してる
世界一難しい恋
セカンド・ラブ
セシルのもくろみ
セミオトコ
全領域異常解決室
サバイバル・ウェディング
銭の戦争
絶対正義
絶対零度~未然犯罪潜入捜査~
絶対零度[4]~未然犯罪潜入捜査~[2]
セトウツミ
ゼロの真実~監察医・松本真央~
先生を消す方程式。
最後から二番目の恋
続・続・最後から二番目の恋
そして、誰もいなくなった
そのご縁、お届けします―メルカリであったほんとの話―
宙わたる教室・宙(そら)わたる教室
それぞれの断崖
それってパクリじゃないですか?
- 過去の連ドラの感想記事一覧(た)
DIVER-特殊潜入班-
大貧乏
DIVE!!
大恋愛~僕を忘れる君と
高嶺の花
戦う!書店ガール
玉川区役所 OF THE DEAD
民王
ダメな私に恋してください
タリオ 復讐代行の2人
探偵が早すぎる
探偵さん、リュック開いてますよ
探偵の探偵
探偵・由利麟太郎
小さな巨人
ちむどんどん
中学聖日記
超速パラヒーロー ガンディーン
ちょっとだけエスパー
終のひと
作りたい女と食べたい女
作りたい女と食べたい女(2)
燕は戻ってこない
妻、小学生になる。
デート ~恋とはどんなものかしら~
dele/ディーリー
ディア・ペイシェント~絆のカルテ~
DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~
デザイナー 渋井直人の休日
デジタル・タトゥー
デスノート
テセウスの船
出入禁止(デキン)の女
テディ・ゴー!
デッドストック
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
天国と地獄 ~サイコな2人~
天使と悪魔
天使にリクエストを~人生最後の願い~
転職の魔王様
天皇の料理番
TWO WEEKS
東京スカーレット~警視庁NS係~
東京センチメンタル
東京タラレバ娘
東京独身男子
同窓生~人は、三度,恋をする~
東京サラダボウル
東京放置食堂
逃亡医F
透明なゆりかご
ドS刑事
時をかける少女
毒島ゆり子のせきらら日記
トクサツガガガ
ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~
ドクターX ~外科医・大門未知子~[3]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[4]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[5]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[6]
ドクターX~外科医・大門未知子~[7]
ドクターカー
DOCTORS 3 最強の名医
Dr.倫太郎
特捜9
トクメイ!警視庁特別会計係
匿名探偵[2]
とげ~小市民 倉永晴之の逆襲~
ど根性ガエル
突然ですが、明日結婚します
トップナイフ ―天才脳外科医の条件―
とと姉ちゃん
トドメの接吻
隣の家族は青く見える
となりの関くんとるみちゃんの事象
ドラゴン桜(2021年版)
虎に翼
ザ・トラベルナース
ザ・トラベルナース[2]
ドリームチーム
トリリオンゲーム
トレース~科捜研の男~
ドロ刑 -警視庁捜査三課-
- 過去の連ドラの感想記事一覧(な)
24 JAPAN
ナイト・ドクター/Night Doctor
ナイトヒーローNAOTO
ナオミとカナコ
凪のお暇
なつぞら
70才、初めて産みます セブンティウイザン。[地上波特別版]
ナポレオンの村
波うららかに、めおと日和
二月の勝者 -絶対合格の教室-
逃げるは恥だが役に立つ
逃げるは恥だが役に立つムズキュン特別編[再]
にじいろカルテ
日曜の夜ぐらいは…
ニッポンノワール-刑事Yの反乱-
日本沈没ー希望のひとー
ネメシス
ノーサイド・ゲーム
ノースライト
脳にスマホが埋められた!
「野ブタ。をプロデュース」特別編
信長協奏曲
信長のシェフ[2]
- 過去の連ドラの感想記事一覧(は行)
バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~
バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~
バイプレーヤーズ~名脇役の森の100日間~
バカボンのパパよりバカなパパ
白衣の戦士!
ハゲタカ(テレ朝)
ばけばけ
ハケン占い師アタル
ハケンの品格[2020]
ハコヅメ~たたかう!交番女子~
はじめまして、愛しています。
初めて恋をした日に読む話
八月は夜のバッティングセンターで。
初恋、ざらり
花子とアン
花咲舞が黙ってない
花咲舞が黙ってない[2024]
花のち晴れ~花男 Next Season~
母になる
ハヤブサ消防団
ばらかもん
ハラスメントゲーム
ハルカの光
ハル ~総合商社の女~
ハロー張りネズミ
半沢直樹[2020]
半分、青い。
パーフェクトワールド
BG~身辺警護人~
BG~身辺警護人~(第2章)
「PJ ~航空救難団~』
ヒガンバナ~警視庁捜査七課~
ひきこもり先生
悲熊
美食探偵 明智五郎
人は見た目が100パーセント
火の粉
100万回 言えばよかった
病室で念仏を唱えないでください
病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~
ひよっこ
ひよっこ2
ビリオン×スクール
Believe -君にかける橋-
昼のセント酒
HERO[2014]
ファーストクラス[2]
ファーストペンギン!
ファイトソング
FINAL CUT
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
フェルマーの料理
VRおじさんの初恋
不機嫌な果実
ブギウギ
不適切にもほどがある!
不便な便利屋
ブラックペアン
ブラックペアン シーズン2
フラジャイル
フランケンシュタインの恋
ブラックリベンジ
フリンジマン
フルーツ宅配便
ブルーモーメント
プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮
べしゃり暮らし
ヘッドハンター
べっぴんさん
ペテロの葬列
Heaven?~ご苦楽レストラン~
保育探偵25時
ボイス 110緊急指令室
ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
僕とシッポと神楽坂
僕の初恋をキミに捧ぐ
僕のヤバイ妻
僕はどこから
僕らは奇跡でできている
僕達はまだその星の校則を知らない
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
ホテルコンシェルジュ
ホリデイラブ
- 過去の連ドラの感想記事一覧(ま行)
舞いあがれ!
マイファミリー
マウンテンドクター
マザー・ゲーム
マジで航海してます。
まだ結婚できない男
マッサージ探偵ジョー
マッサン
まっしろ
真夏の少年~19452020
真夏のシンデレラ
真昼の悪魔
ママとパパが生きる理由。
ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~
○○妻
まれ
まんぷく
未解決の女 警視庁文書捜査官[1]
未解決の女 警視庁文書捜査官[2]
みかづき
ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~
Missデビル人事の悪魔・椿眞子
ミステリと言う勿れ
南くんの恋人
御上先生
MIU404
未満警察 ミッドナイトランナー
未来への10カウント
民衆の敵
無痛~診える眼~
メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断
モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~
もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう
MOZU Season2 ~幻の翼~
元彼の遺言状
モトカレマニア
もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~
問題のあるレストラン
問題物件
モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-
- 過去の連ドラの感想記事一覧(や~わ)
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
ヤメゴク
ユーミンストーリーズ2024
ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
ユニバーサル広告社
妖怪シェアハウス
ようこそ、わが家へ
4号警備
40万キロかなたの恋
4分間のマリーゴールド
[ら]
ライオンの隠れ家
ラヴソング
ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
ラストマン-全盲の捜査官-
らんまん
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~
リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
リコカツ
リスクの神様
リバース
リバーサルオーケストラ
リピート ~運命を変える10か月~
リブート
#リモラブ ~普通の恋は邪道~
竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
レッドアイズ 監視捜査班
恋愛時代
レンアイ漫画家
レンタル救世主
レンタルなんもしない人
レンタルの恋
六畳間のピアノマン
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
[わ]
ワイルド・ヒーローズ
若者たち2014
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
私たちはどうかしている
ワタシってサバサバしてるから
わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
私の家政夫ナギサさん
罠の戦争
わにとかげぎす
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